魚眼レンズに膨らむ瞳 「求愛瞳孔反射」

求愛瞳孔反射
求愛瞳孔反射

ずーっと私が短歌の中だけで恋していた穂村弘さんの詩集。
どう表現すれば良いやら。。。

例えば、
秘かに惹かれていた文通相手からポートレートが送れられてきて、
「きゃっっ!やっぱりあの方ってメガネ君だったのねっ!」って、
ムネの中で線香花火が4つくらい上がって、
その甘やかなコーフンでジッとしてらんなくて机をペシペシと叩いてみたりして、
迷惑顔のネコをむんずと捕まえて抱きしめて汗ばんでみたりして、、、

と、要はそれくらいドキドキした。と言いたかったのです。ごめんなさい。


それを表に出す出さないで世間サマからの評価は随分変わってしまうだろうけど(笑)、
求愛者のアタマの中なんて確かにちょっとヘンなはず。
覗きこんでいるうちに自分の中の妄想は暴走するし、クスクス笑いは止まらない。
キケンでチャーミングな詩集です。


「それはよく晴れた朝の」で一緒に交差点を持ち上げてみたり、
「クリネックス」で真っ白な海で溺れ、
「かき氷の日」で一緒に夜の道を見て、
「明日世界が終わる日に」で穂村さんに付いて行ってしまった私は
『いっしょにレートーコーに入ろう』と手をとって言われたら、
泣き笑いして入っちゃうんだろうな。

だって「レートーコ」だし。

2006/01/09(月) | reading | トラックバック(0) | コメント(0)

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