家族とは「つくる」ものじゃなくて、「なる」もの 「リトル・ミス・サンシャイン」

家族」。
この奇妙で、やっかいで、あったかいもの。

リトル・ミス・サンシャイン
リトル・ミス・サンシャイン

某宅配レンタルの無料お試しで、8本借りたうちの1作。
一番好きな作品です。

ストーリーはちょっとしたロードムービーで、アリゾナに住む一家が小さな娘をカリフォルニアのビューティーコンテストに出させてあげるために、延々とクルマで向かうお話。


この家族、もの凄いことになってます。

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・お父さん・・・当たる見込みのない自己啓発本を出版しようと必死。上昇志向が強過ぎて空回りしがち。好きな言葉は『勝ち組』。『負け犬』は生きる価値もないと切り捨てる。
・お母さん・・・夫や自分の兄のことで何かと気苦労が多いのでヘビースモーカーに。でも家族のことはいつも愛している。
・おじいちゃん・・・ヤク中。孫娘には「優しいおじいちゃん」でも、外見からも一筋縄ではいかないのが分かる。過激なポルノ雑誌が大好き。
・伯父さん・・・ゲイでボーイフレンドにフラれて自殺未遂。自称『全米1位のプルースト研究者』
・お兄ちゃん・・・『空軍学校に入るまでは一切クチを利かない』という誓いをたてる。家族との接触も避けて筋トレに励む日々。
・オリーブ・・・ちょっと小太りだけど、繰上げ当選でビューティーコンテストへ。ピュアで家族思いな子。

カリフォルニアまでの道中、珍事件がたびたび勃発します。
もうその度に観ているこっちまで、ハラハラしたり大笑いしたり。

もし独身の方や、最近お子さんが生まれたばかりの方がこの映画を観たら、「絶対こんな家庭にはしたくない」と思うような家庭です(笑)

でも。
どの家庭の中にある「歪み」とか「こっけいさ」、「哀しみ」、そして「可笑しみ」。
とかく自分の理想のようには家族はならず、そんなモノがいっぱい詰まっていてイヤになってしまうけど、それでも不器用ながらもお互いがその一つ一つを許しあい認め合う、奇妙で心温まる物語です。

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作ろうと思っても、できないのが「家族」。
親は子を選べないし、子は生まれてくる家庭を選べない。
でも、そうしてお互い儘ならない状況の中、結びついていくのが家族なんだなぁと、感じました。

しかし、こんな映画を生み出してしまえるアメリカ映画って、、、まったく。もう(笑)




2008/07/16(水) | cinema | トラックバック(0) | コメント(0)

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