僕たちの好きだった革命

鴻上さんの中いつも存在している「怒り」と「ユーモア」。
久しぶりに触れて、いろんな思いがこみ上げてきました。
本書は戯曲のカタチではなく小説として出版されたものですが、
それでも、あの鴻上さんのいつもの戯曲にある臨場感や終焉に向かっていくスピード感は全く損なわれていません。
1960年代の終わり、学生運動の中。
当時高校生だった山崎は、機動隊との衝突時にこめかみにガス弾を受け、30年間意識不明のまま眠り続けてました。
守りきれなかった文化祭や仲間のことを悔やみながら。
世の中も言葉も体制も変わってしまった30年後、目覚めた山崎は母校へ復学します。
30年も経ってしまっているのに、あの時のまんまのピュアな義憤に燃えて、
「文化祭は我々生徒自身のものである!」と、「革命」を起こすのです。
最初は白けて相手にもしていなかった生徒たちは、噛み合わない言葉、お互い見知らぬ世代を超えて「自主文化祭 ’99」へ一緒に走り出してしまいます。
自分たちが正しいと信じたことをやり遂げるために。
鴻上さんは学生運動へのオマージュだけではモチロン無く、自分の好きなものを守る「怒り」を、現代のこの醒めてしまったようにみえる世代の中で冒険させたかったのだと思います。
キチンとした正しい「怒り」が空回りしてしまうときの滑稽さ、哀しさ。
そのあたりが鴻上さんの卓越したユーモアで大笑いしながらも、ホロリとさせられます。
そして、またそこから溢れて出す、生きるベースのような「正しいと信じる心」。
読み終わって、うっすら涙が滲んでしまうのは、好きなもののために戦いたいという気持ちが奥の奥に残っているからでしょうか。
そう、あの時は怖くてできなかったけど、次の「革命」の時には・・・と。
私と同じ、不当な扱いをされて精神的、肉体的に傷つけられても、「気に入らない教師はブン殴る」いう手段を取れなかった最後の世代以上の方に、ぜひ。

鴻上さんの中いつも存在している「怒り」と「ユーモア」。
久しぶりに触れて、いろんな思いがこみ上げてきました。
本書は戯曲のカタチではなく小説として出版されたものですが、
それでも、あの鴻上さんのいつもの戯曲にある臨場感や終焉に向かっていくスピード感は全く損なわれていません。
1960年代の終わり、学生運動の中。
当時高校生だった山崎は、機動隊との衝突時にこめかみにガス弾を受け、30年間意識不明のまま眠り続けてました。
守りきれなかった文化祭や仲間のことを悔やみながら。
世の中も言葉も体制も変わってしまった30年後、目覚めた山崎は母校へ復学します。
30年も経ってしまっているのに、あの時のまんまのピュアな義憤に燃えて、
「文化祭は我々生徒自身のものである!」と、「革命」を起こすのです。
最初は白けて相手にもしていなかった生徒たちは、噛み合わない言葉、お互い見知らぬ世代を超えて「自主文化祭 ’99」へ一緒に走り出してしまいます。
自分たちが正しいと信じたことをやり遂げるために。
鴻上さんは学生運動へのオマージュだけではモチロン無く、自分の好きなものを守る「怒り」を、現代のこの醒めてしまったようにみえる世代の中で冒険させたかったのだと思います。
キチンとした正しい「怒り」が空回りしてしまうときの滑稽さ、哀しさ。
そのあたりが鴻上さんの卓越したユーモアで大笑いしながらも、ホロリとさせられます。
そして、またそこから溢れて出す、生きるベースのような「正しいと信じる心」。
読み終わって、うっすら涙が滲んでしまうのは、好きなもののために戦いたいという気持ちが奥の奥に残っているからでしょうか。
そう、あの時は怖くてできなかったけど、次の「革命」の時には・・・と。
私と同じ、不当な扱いをされて精神的、肉体的に傷つけられても、「気に入らない教師はブン殴る」いう手段を取れなかった最後の世代以上の方に、ぜひ。

私が「第三舞台」と出会ったのは高校の頃でした。
たまたま遊びに言った兄の大学生協で、「朝日のような夕日をつれて」を買って、その日のうちに、いわゆる、小劇場演劇の第三世代にハマったのでした。
早稲田のテント時代 〜 ザ・スズナリまでの第三舞台の上演は、狭い客席の中で生まれて初めてなくらいワクワクして見たり、
他にもその頃は木野花さんがいらした「劇団 青い鳥」、や如月小春さんの舞台など、心躍る演劇が回りにいっぱいある幸せな時間でした。
「第三舞台」の岩谷さんが不慮の事故で亡くなられ、泣いて泣いて泣き過ぎて公共の乗り物に乗れる状態でなくなって、劇団葬に行かれなかったこともありました。
就職して結婚して。
演劇なんかもう遠くの世界になってしまっていたのだけど、それでもなぜか何回かの引越しのたびに「第三舞台」の脚本のいくつかは置いておけずに、ひっそりと本棚にしまっています。
先日は私の町でもあの「劇団 青い鳥」が新作を上演されたそうです。
現在活動休止中の「第三舞台」は2011年に復活の予定。
私はまた演劇を観に行くようになるのか、どうか分かりませんが、
当分、これらの本を捨てる予定はありません。
2008/06/06(金) | reading | トラックバック(0) | コメント(0)



