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高校の頃、学校が終わって電車に乗って帰宅する時、
冬だと、もう少し薄暗くて積雪もあったりして。
その中を山の方へ向かって歩いて帰るのですが、
いつも頭の中には、あのラフマニノフの「ピアノ協奏曲No.2」が流れてました。
どれだけ田舎に住んでたんだよって話ですが(笑)
ロシアの作曲家で「パガニーニの主題による狂詩曲」とか「ヴォガリーズ」を書いた人・・・ということくらいはボンヤリ知っていましたが、
イマイチどういう人だったのかは把握してなかったので、久しぶりに街中の映画館へ行って観てきました。
映画はラフマニノフの亡命先のアメリカ、カーネギーホールでの演奏会から始まります。
超絶的ピアノ演奏と、ロシアの広大な大地が目の前に浮かぶような名曲でラフマニノフは大成功をおさめ、次々と数百もの演奏会をこなしていきます。
が、同時に商業ベースに則った演奏活動に疲弊し、演奏家としては成功を続けるも、作曲活動は全くできなくなります。
「・・・曲が書けないんだ。(ロシアとは)空気が変わったからかな・・・」
そんな中、故郷ロシアで咲き乱れていたライラックの花束が彼の元に送られてきます。
ラフマニノフにとって幼い幸せだった頃の思い出や、初恋のアンナ、革命家のマリアンナとの恋愛の象徴だったライラック。
贈り主不明のその花束が届くたび、ラフマニノフは音楽への情熱がよみがえってくるのですが・・・。
演出効果のため、史実とは少し違うところもあるのですが、
ラフマニノフの生涯や曲の生まれた背景などは、とても分かり易く作られていました。
そしてロシアの美しいこと。
満開のライラックで埋め尽くされた庭や、広々としていても繊細で柔らかな日差しの降り注ぐ公園。
重厚な雰囲気の演奏会場。
どれをとっても素敵でした。
主演のエフゲニー・ツィガノフさんは、そのお名前が示すとおり、ロシアの方ですが、
ラフマニノフ本人と外見もそっくり。
音楽の才能や演奏能力は溢れるほどあるのに、繊細過ぎるためにコンプレックスや精神的な脆さ、危うさをいつも纏っている「芸術家」がよく表現されていました。
あのスタインウェイとラフマニノフの関係が深かったのも、初めて知りました。
私にとってスタインウェイは「神々しいピアノ」という印象だったのですが、ちょっとこの映画からは油ギッシュな商魂逞しい楽器に見えてしまうのが残念です(笑)
全編に流れるラフマニノフの代表作と、ライラックの花束にまつわるエピソードと謎解きで楽しめました。
ラフマニノフのCDはツィマーマンと小澤征爾・ボストン交響楽団という強力な1枚もありますが、
私は素人ながら、ラフマニノフと同郷のアシュケナージを推したいです。
たぶん、他の楽器もそうだと思いますが、「うん。上手いね」と軽く聞いていた演奏者が自国の作曲者を演奏するとおっ?と思うくらい「聞かせる」ことがあると思います。
やっぱりその国の文化や環境の中で育った人と、そうでない人とは(もちろん全てがそうではありませんが)影響が違うのではないかなと。
2番がやはり有名ですが、私個人は1番も大好きです。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフの生涯や曲の生まれた背景などは、とても分かり易く作られていました。
そしてロシアの美しいこと。
満開のライラックで埋め尽くされた庭や、広々としていても繊細で柔らかな日差しの降り注ぐ公園。
重厚な雰囲気の演奏会場。
どれをとっても素敵でした。
主演のエフゲニー・ツィガノフさんは、そのお名前が示すとおり、ロシアの方ですが、
ラフマニノフ本人と外見もそっくり。
音楽の才能や演奏能力は溢れるほどあるのに、繊細過ぎるためにコンプレックスや精神的な脆さ、危うさをいつも纏っている「芸術家」がよく表現されていました。
あのスタインウェイとラフマニノフの関係が深かったのも、初めて知りました。
私にとってスタインウェイは「神々しいピアノ」という印象だったのですが、ちょっとこの映画からは油ギッシュな商魂逞しい楽器に見えてしまうのが残念です(笑)
全編に流れるラフマニノフの代表作と、ライラックの花束にまつわるエピソードと謎解きで楽しめました。
ラフマニノフのCDはツィマーマンと小澤征爾・ボストン交響楽団という強力な1枚もありますが、
私は素人ながら、ラフマニノフと同郷のアシュケナージを推したいです。
たぶん、他の楽器もそうだと思いますが、「うん。上手いね」と軽く聞いていた演奏者が自国の作曲者を演奏するとおっ?と思うくらい「聞かせる」ことがあると思います。
やっぱりその国の文化や環境の中で育った人と、そうでない人とは(もちろん全てがそうではありませんが)影響が違うのではないかなと。
2番がやはり有名ですが、私個人は1番も大好きです。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

2008.05.09 ▲
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