用意していた言い訳も。

会うと決めてから選んだ口紅も。


一片のカケラも残さずあなたは奪っていく。






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2007.12.28 
私とあなたの間にいつも感じる空気。

それはギュッと冷えていて、押しつぶすと水が滴り落ちるくらい潤っているスポンジのようなもの。

そのスポンジの空気が落ちてしまわない距離で、近づき過ぎて潰して水がしたたらないくらいの距離でいるのが一番大切。

何か一つあなたが優しく提案してくれる度に、0.5だけ受け入れて残りの0.5を拒否してしまう私。

「他人行儀な」とあなたの目の端にうっすら非難と落胆の色が見えてしまっても、今はこの距離が一番心地良いから。

もしかしたら、その空気に含まれている水はとても甘いものなのかも知れないけれど。

いつかそれをクチに含むのを想像して楽しむのも、あなたと会う目的の一つ。

あなたは私よりずっとずっと「大人」の人なのだから、それくらいの私のワガママを許して欲しい。




2007.09.02 
春の宵が温くなると、どうしても人恋しくなるのは私だけなのか
あれほど張りつめていた気持ちが背筋が、くるんと丸くなってしまう

見ないようにしていたのに後姿を目で追ってしまう
今では後姿すら、おぼろげなのに

すり抜けてきて欲しかった
臆病で無我夢中に積み上げてた壁を抜けて

閉じていた薬指と中指の間を抜けて
伏せた睫毛を揺らして
少しだけ開いた唇から
忍び込んで欲しかったのは、私

2007.02.10 
あなたは白。
私は黒。

いつもそう。着る服の色から表情や印象まで。

永遠に混じることのない私たち。

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2007.01.26 
久々に「なんか無性に服が買いたくなったんだよね」というRとお買い物。
Rの近くにあるビートルズばっかりBGMで流れているお店に行ってきました。

‘Life is very short’と彼らが唄ってるのは「買え買え。買えるうちに買ってしまえ」ということ?と二人で笑いながら店内を散策。
白、黒、茶が基本色のこのお店は、あまりビビッドな色が苦手な私には手が出しやすいお店なのだけれど、どうしても黒が多くなってしまう。

Rは白が好きらしい。
セーターやハーフコートなど、上に着るものはたいてい白。
またそれが似合うから羨ましい。


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2006.12.03 

キスしてると時々、そのまま少しずつ食べられてしまうような錯覚がおきる。

開いたままの口元も、鎖骨の上も、無防備な背中も。

音も無く食べられて、気が付けば「私」が無くなってしまうのはきっと気持ち良いだろう。

Kiss me ではなくて Eat me

だから時々、血の色をしているレビドライトの指輪ごと、あなたの唇に私の指を押し付けてしまうのね。 


2006.11.24 


あれ?と瞬間思ったけど、気付くのが遅かった。
ナンバー・ディスプレイの番号が全く見たことのない番号だったけど、
もう受話器を上げてたので「はい?」とだけ応答してみた。

「おはよ!陽菜ちゃん!」
「お」だけで分かった。Rだった。


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2006.10.26