ponyo1

大津波の上を、笑いながら全速力で駆けてくるポニョ。
この場面だけでもワクワクせずにはいられません。

『となりのトトロ』では、私たちに色んな現象を具象化して見せてくれた宮崎監督。
古い家の中に住み着いてフワフワ飛んでいた「真っ黒くろすけ」。
森や町を駈け抜ける疾風は「ねこバス」。
そして古くからの森のシンボルとして「トトロ」。

今回の『崖の上のポニョ』では・・・
怒涛の津波の波頭はポニョの妹たちが変身した「大きな魚」であり、
豊かな海はポニョや妹たちの母である「グランマンマーレ」。
ポニョのお父さんの放つ津波は、ボヨンボヨンしたジェル状の波の塊になります。

イマジネーションの豊かな表現が、柔らかな水彩画のような画面で表されて、ホッとします。
始まりのクラゲたちの海の、なんて多彩で優しい色使いなんでしょう。
こんなに上品で美しいアニメーションを作れる宮崎監督を心から誇りに思います。

主人公は5歳の宗介君と同じ年頃のポニョが中心となるのですが、
5歳児の子育てなんか、ずいぶん昔に感じてしまう私には、懐かしい場面がいっぱいありました。

満腹になると倒れたように寝てしまうところや、歩きながらでもコックリコックリ居眠りする様子。
5歳児ながらも母親をなぐさめようと、アタマを撫でてくれる場面。
あぁ、ウチでもあった、あったと、ある種の感慨に耽ってしまいました。

色々なブログを拝見すると、、、どうも年配の男性陣にはやや不評のようですが、
現在進行形で「子ども期」を過ごしている年代と、子どものあの爆発的な元気良さを経験している親御さんたちには好まれる映画ではないでしょうか。

女の子のエネルギーを余すことなく出し切って、男の子の健気さを優しく見せてくれた『崖の上のポニョ』、私は大好きです。

どうかこの作品が末永く、たくさんの人に愛されますように。




2008.07.20 
家族」。
この奇妙で、やっかいで、あったかいもの。

リトル・ミス・サンシャイン
リトル・ミス・サンシャイン

某宅配レンタルの無料お試しで、8本借りたうちの1作。
一番好きな作品です。

ストーリーはちょっとしたロードムービーで、アリゾナに住む一家が小さな娘をカリフォルニアのビューティーコンテストに出させてあげるために、延々とクルマで向かうお話。


この家族、もの凄いことになってます。

lsm2 

・お父さん・・・当たる見込みのない自己啓発本を出版しようと必死。上昇志向が強過ぎて空回りしがち。好きな言葉は『勝ち組』。『負け犬』は生きる価値もないと切り捨てる。
・お母さん・・・夫や自分の兄のことで何かと気苦労が多いのでヘビースモーカーに。でも家族のことはいつも愛している。
・おじいちゃん・・・ヤク中。孫娘には「優しいおじいちゃん」でも、外見からも一筋縄ではいかないのが分かる。過激なポルノ雑誌が大好き。
・伯父さん・・・ゲイでボーイフレンドにフラれて自殺未遂。自称『全米1位のプルースト研究者』
・お兄ちゃん・・・『空軍学校に入るまでは一切クチを利かない』という誓いをたてる。家族との接触も避けて筋トレに励む日々。
・オリーブ・・・ちょっと小太りだけど、繰上げ当選でビューティーコンテストへ。ピュアで家族思いな子。

カリフォルニアまでの道中、珍事件がたびたび勃発します。
もうその度に観ているこっちまで、ハラハラしたり大笑いしたり。

もし独身の方や、最近お子さんが生まれたばかりの方がこの映画を観たら、「絶対こんな家庭にはしたくない」と思うような家庭です(笑)

でも。
どの家庭の中にある「歪み」とか「こっけいさ」、「哀しみ」、そして「可笑しみ」。
とかく自分の理想のようには家族はならず、そんなモノがいっぱい詰まっていてイヤになってしまうけど、それでも不器用ながらもお互いがその一つ一つを許しあい認め合う、奇妙で心温まる物語です。

lms1

作ろうと思っても、できないのが「家族」。
親は子を選べないし、子は生まれてくる家庭を選べない。
でも、そうしてお互い儘ならない状況の中、結びついていくのが家族なんだなぁと、感じました。

しかし、こんな映画を生み出してしまえるアメリカ映画って、、、まったく。もう(笑)




2008.07.16 
AS


今週はずっと関連資料やら教材やらに目を通す内容で、この3日間で30冊以上の問題集を読まされました・・・。
全部、右から左なんだけど(笑)

で、どうにも今日はアタマの中が煮詰まってたので、コッソリ抜け出して観にいってしまいました。

感想を書いてしまうと、どんなヒトコトでもネタバレになりそうなので・・・結論から言うと、「面白かった!!」です。
もうロ−ドショーはそろそろ終わりだと思うのですが、これはDVDでも、しかも「新作」で値段が高いウチでも観る価値はありそうですね。
敢えて劇場じゃなくてもいいかもしれません。
小説でも面白かったかも。

見逃された方はレンタルでの鑑賞をお勧めします♪


・・・それにしても佐々木蔵之介さんって、お酒はダメなんですか?
ビールの飲み方がやったら不味そうだったんですけど(笑)


2008.07.04 
マイ・ライフ
マイ・ライフ

一つ下の記事↓「迷子の映画を探しています」に、コメントとメールで教えて下さった方々、ありがとうございました。
ほんっっっ・・・と!感謝感謝です!!

もう1回、この映画が観れるなんて、ほんとうれしいです(泣っ)

「うろおぼえの情報で申し訳ないのですが(汗)」
・・・いえいえ、一番乗りで教えて下さってありがとうございます!
あ、そーだったかも??と夜中にめちゃくちゃ、嬉しかったです。

「握手の仕方を教えるシーンが好きですw」
・・・おぉ、そんなシーンもありましたか!ありがとうございました。
次、観るときはそこ、涙をぬぐってしっかりチェックします。

「てか、そんだけ内容を覚えてて、なんでタイトル忘れる??(笑)」
・・・そーゆー奴なんです。すみません(笑)
名前とかタイトル覚えるの、すごくダメなんですよ〜。
中・高校生の頃、ヘタに歴史モノの映画やドラマを観ると、歴史上の人物の名前を覚えず、
役者さんの名前を書いて、怒られたことがあったです(汗)

おかげさまで、判明しましたので、今週末にでもレンタルを探してみます。
本当にありがとうございました!!

2008.06.09 
10年くらい前に観た映画をもう1度観たくて、捜してます。
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。

えっと、ホントにマジに探してます。
どんな手がかりでもけっこうです。
「あれ?これかも?」と思われた方は、鍵コメでももちろん構いませんので、教えて下さい。

よろしくお願いいたします。




アメリカ映画だったのですが。

30代半ばの夫婦で、夫はバリバリのエリート・サラリーマン。
そして結婚して待望の第1子を妻が懐妊したと知ったとき、夫は末期のガンであることが分かりました。
しかし、これといって自覚症状もなく、もともとクールだった夫は取り乱すこともなく、
自分の死後、生まれてくるわが子に、自分がどんな人間だったか教えたくなり、
自分の周囲の人間にインタビューして、ビデオに残そうと思い立ちます。

<<もっと読む??>>

2008.06.07 
cww


久しぶりに劇場で観たトム・ハンクスの映画。

トム・ハンクスは私にとって「英語の先生」でした。
初期の「ビッグ」「スプラッシュ」「パンチ・ライン」「ザ・バーブズ」「ターナ&フーチ」・・・。
彼のコミカルな演技と小気味良いストーリーで、夢中で何百回もビデオを観て、
特に「ビッグ」はスクリプトも買って全セリフを丸暗記してました。

予告で見る限り、あの頃のトムらしい、痛快な映画かなと思って出掛けたのですが、
コメディにもなりきれてないし、、、かと言ってシビアな社会派の映画でもない。
なんか中途半端な内容。

もっとも1980年代アメリカのCongress生活がどのようなモノだったのか、
そしてあのソ連のアフガン進行の裏でアメリカが抵抗運動を援助するために21億ドルを費やした経緯などは、よく分かりました。




(以下↓ネタバレ的?感想です)




<<もっと読む??>>

2008.05.23 
ラフマニノフ


高校の頃、学校が終わって電車に乗って帰宅する時、
冬だと、もう少し薄暗くて積雪もあったりして。

その中を山の方へ向かって歩いて帰るのですが、
いつも頭の中には、あのラフマニノフの「ピアノ協奏曲No.2」が流れてました。
どれだけ田舎に住んでたんだよって話ですが(笑)


ロシアの作曲家で「パガニーニの主題による狂詩曲」とか「ヴォガリーズ」を書いた人・・・ということくらいはボンヤリ知っていましたが、
イマイチどういう人だったのかは把握してなかったので、久しぶりに街中の映画館へ行って観てきました。



映画はラフマニノフの亡命先のアメリカ、カーネギーホールでの演奏会から始まります。
超絶的ピアノ演奏と、ロシアの広大な大地が目の前に浮かぶような名曲でラフマニノフは大成功をおさめ、次々と数百もの演奏会をこなしていきます。

が、同時に商業ベースに則った演奏活動に疲弊し、演奏家としては成功を続けるも、作曲活動は全くできなくなります。

「・・・曲が書けないんだ。(ロシアとは)空気が変わったからかな・・・」

そんな中、故郷ロシアで咲き乱れていたライラックの花束が彼の元に送られてきます。
ラフマニノフにとって幼い幸せだった頃の思い出や、初恋のアンナ、革命家のマリアンナとの恋愛の象徴だったライラック。
贈り主不明のその花束が届くたび、ラフマニノフは音楽への情熱がよみがえってくるのですが・・・。


<<もっと読む??>>

2008.05.09